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ココ・ファーム・ワイナリー 収穫祭 [ココ・ファーム・ワイナリー 収穫祭]

先週末に行われたココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭についてです。
次の収穫祭はまた来年ですが、記事のアクセスも多いのでちょっと追加情報です。

まず、ココ・ファーム・ワイナリーについてですが、こちらは、栃木県足利市にあるワイナリーです。
もともと、こころみ学園という特殊学級の方々1950年代に開墾した葡萄畑です。
平均斜度38度。これはスキー場の上級者コース並の急角度で、登ってみるとすぐに息が切れる急斜面です。
当然、トラクターなど機械は入ることが出来ず、すべて人間の手作業になります。
これからは、寒い中剪定の作業や、その枝の除去。巻き弦を全て針金から外す作業など、とても大変な作業が始まります。針金に残った巻き弦や、剪定後放置された枝で害虫が越冬するため、とても手間がかかりますが、良いワインを造るために必須の作業なのです。
その後、当然春から収穫にかけては、枝の誘引や、害虫病害の駆除など畑作業が相当増える季節で、普通に栽培するだけでも大変なのですが、それをできるだけ、除草剤や農薬などを使わずに手作業で行うため、相当大変な作業となります。
これらの農作業は、こころみ学園の方々が行っています。僕もほんの少しだけ手伝ったことがあるのですが、この本当に大変な作業を、一つ一つ丁寧に行っていく生徒さんの姿に圧倒され、ワインの品質の理由の一つをみた気がいたしました。
よい葡萄が栽培され、醸造の方も力が入っています。
ブルース・ガットラブさんという醸造家を迎えて、スタッフも醸造について学び、本格的なワイン醸造を開始。
斜面にトンネルを掘り、温度が安定したトンネル内で熟成させたり、より良い葡萄を栽培するために様々な種類の葡萄を栽培したりと、品質向上に努めてきました。
こころみ学園の生徒さんのまじめな農作業と、日本で、足利ですばらしいワインをつくろうという醸造家の思いが、今のココ・ファーム・ワイナリーを作り上げています。

そんなことで、この収穫祭には、こころみ学園の生徒さんも、天使の羽をつけたり、ワインのかぶり物をかぶったりして参加しています。
みかけたら、今年のワインもおいしいね!
と話しかけてください。とても喜んでくれます。
もちろん参加するだけでも充分楽しいココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭なのですが、そんな畑作業や、醸造スタッフの事を思い出すと、より美味しく感じることでしょう。

ココ・ファーム・ワイナリーへは収穫祭のときは、JR足利駅からシャトルバスがでているのですが、普段は駅からはタクシーを利用することになると思います。
山の斜面の葡萄畑ですから、駅からは結構距離がございますので、ご注意ください。

今年の収穫祭は終わってしまいましたが、晴れた日に、ワイナリー併設のカフェでゆっくりランチするのもお勧めです。
車でお越しの場合は、ワインを飲むことはできませんが、すぐ隣のショップでお土産として購入が可能です。
車でお越しでワインが飲めない場合は、

なんかは、贅沢でお勧めです。

それと個人的にお土産としては、

はお勧めです。贅沢にも、9000円するぐらんのぼを贅沢に煮詰めたコンフィチュールは、プレゼントに最高です。
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ココ・ファーム・ワイナリー 収穫祭 [ココ・ファーム・ワイナリー 収穫祭]

先週末11月19日と20日は、栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリーの収穫祭でした。
このワイナリーの収穫祭はとても人気があり、2日で2万人が来場するとか・・・
昨日僕もあそびに行って来ましたが、急斜面のワイン畑のかなり高いところまで、ブルーシートがしかれ、本当にたくさんの方が楽しんでおりました。

さて、このココ・ファーム・ワイナリーですが、都内からもそこそこ近いため参加しやすいということもありますが、
沖縄サミットの乾杯酒で

採用されたり、洞爺湖サミットでもこのワイナリー

が採用されたりと、実力も折り紙つき!
(実際サミットで使用されたワインのヴィンテージは異なります。)

3000円のハーベストキット兼入場券を購入すると、収穫祭グラスや、ワインとの交換券がついてきて、それだけも収穫祭の雰囲気を楽しめます。
また、露店も、ドイツ料理だったり、タイ料理だったり、メキシコ料理だったりと普通のお祭りの露店とは一線を画した露店が並び、秋晴れの下ワイン片手に、各国のお料理を舌鼓するのはなかなか楽しい物です。
ハーベストキットのワイン交換券でも交換できるのですが、できたてワインが、収穫祭ではお勧めです!
これはこの日しか飲めないのですが、今年採れた葡萄をつかった、発酵中のワインです。薄にごりで、微発泡もあり、独特のおいしさです。露店で焼きベーコンや、シュークルートが売っているので、そのへんとの相性は

ココでしか味わえない、なかなかの贅沢です!!

今年は終わってしまいましたので、来年是非来場を検討してみてください。

こういった収穫祭ではなかなか作り手さんと直接話をするのは難しいですが、ワイナリーを訪ねていろいろ話を聞いてみるのも楽しいです。
たとえば、ココ・ファーム・ワイナリーさんで斜面の下の方の葡萄の仕立ては、なんという仕立てでしょうか?
(上の方は行ってないので、違う仕立てかもしれないです。)
教科書勉強してソムリエ試験を通したかたでも、これなんだろう??と思われると思います。
正解は

ジェノバ・ダブル・カーテン

え?教科書にないし・・・
と思われるかもしれませんが、机上と実際は異なることも多くあります。
他にも、たとえば、ココ・ファームの自社畑ではいくつか葡萄をつくっていますが、優位性のある黒葡萄の中に、タナとノートンという葡萄があります。タナは教科書で読んだことがあるかもしれません。が、ソムリエ有資格者でもなかなかノートンなどはご存じないのではないでしょうか?
どうしてそんなマイナーな品種を・・・と思うかもしれませんが、是非飲んでみてください。

国際的に有名な葡萄なら、いいワインができるだろうという単純な考えではなく、いろいろな葡萄を調べて育ててみて、どうしたら美味しいワインが出来るか、研究されております。
はじめてココ・ファーム・ワイナリーで、瓶詰め前のタナとノートンを飲んだときは、その果実の充実ぶりにとても驚いた記憶があります。当時タナは名前は知っていても、テイスティングした経験は少なく、ノートンは名前すら知らない品種で、とても勉強になった記憶があります。
こんな風にたとえソムリエ試験に合格していても知らない、面白いワインが国内にもまだまだあるものです。
そんなワインを上手にソムリエさんが説明してくれて楽しい時間がもてたら最高ですね・・・
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