恵方巻き 2012 方角

早いもので、もうすぐ節分ですね！
今年、2012年の恵方巻きの方角は、

北北西やや右

だそうです。
既に2日は売り切れ・・・楽天人気No1の恵方捲き




北北西やや右を向いて、お願い事しながら、無言で、一気に食べましょう！
この恵方捲きですが、毎年ちょっともったいない気がします。
もっと味わって食べたいのになぁと・・・
一本以上食べられれば、一本は恵方捲きとして食べて、もう一本は味わって食べても良いのでしょうか？

恵方捲きは巻き寿司ですから、白ワインで樽をつかっていないものならたいていはあいます。すっきりした白ワインの方があいますね。
今年新年会で飲んだワインのなかで、恵方捲きと一緒に楽しみたいのは、
グランド・コリーヌ ル・カノン　ヴァン・ムスー「スール・ラット」



ですね！
熟れた果実味がしっかり残りつつも、いい意味での酸化熟成のニュアンスや香ばしさに長期熟成らしさを感じます。
酸味は比較的穏やかで、味わいに厚みもあります。
葡萄の品種はマルサンヌで、調べてみるとやはり長期熟成でした。
この酸化熟成のニュアンスと酢飯がぴったりで、巻き寿司のような素材の味わいを渾然一体として楽しむようなお寿司とはぴったりだと思います。
このワイン、実は日本人大岡弘武さんがフランスのローヌ地方で造っているワインです。
大岡さんのワインは、有機農法で育てた葡萄を酸化防止剤無しで造る、自然派タイプ！すーっとしみこむ美味しいが特徴的です。
このワインの売上げから1本100円が東日本大震災に寄付されるのも、大岡さんの故郷を思う気持ちです。
もうすぐあの震災から早一年・・・
恵方捲きに願いを込め、遠くフランスから日本を思う大岡さんのワインを楽しんでみてはいかがでしょうか？

そうそう、このスール・ラットは、たまたま出来た(瓶内二次発酵中に発酵が殆ど中断となり、わずかにわずかに8年間かけて進行した。)ものですので、ふたたび出来る確率はかなり低いです。
たまたま自然が造り出した奇蹟のワインです。

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