ふたご座流星群 2011 [ふたご座流星群 2011]

昨夜がピークと計算される2011年のふたご座流星群。
昼間は曇りや雨の天候で、夕方になっても曇っていたことから、今年はみられないかな?と思いましたが、深夜になると、一転晴れ渡り、全国的に流星群がみられたようです。
Twitterでも流星群の話で賑わっていました。
僕も30分くらい見ました。月が明るかったため暗い流星は見にくかったハズですが、1等星以上の明るさの流星が7~8個見られました。
ふたご座流星群といえば、安定して流星が出現しますが、暗い流星が多いイメージでしたが、結構あかるい流星が多く、活発化しているのかもしれません。
ふたご座流星群は、今晩あたりも多少は流れますので、まだ見ていない方は是非!暖かい格好をしてごらんください。ただ、ふたご座流星群はたしか極大を過ぎると、急におとなしくなるので、昨日ほど見られないかもしれません。

さて、星とワインと言えば、ビオディナミというものを聞いたことがあるでしょうか?
ビオディナミとは、主に農法の(一部瓶詰めなど醸造時にもこの概念は適用されますが)概念で、ルドルフ・シュナイナーというオーストリア帝国の学者によって提唱された有機農法です。
自然派ワインという、有機栽培で育てた葡萄を、できるだけ添加物を足さずに自然にワインを作る作り手は、このビオディナミを実践していたりします。(他にもビオロジーなどいくつか農法があります、)
このビオディナミですが、ビオディナミカレンダーという月や惑星の運行を記したカレンダーを用いて、行う農業を決めます。このビオディナミカレンダーによると、今日の午前中は、根に対して仕事をする日、午後からは葉にたいして仕事をする日といった感じで、カレンダーを眺めながら適した農業をしていきます。
カレンダーは黄道十二宮のどこに何の惑星があるのか?月はどの星座にあるのか?などがかいてあり、フランスでは普通に売ってたりします。
流石に日本のamazonなどでは売ってないようですね。僕がフランスで作り手さんのところで見かけたのは、
couvertureinternet.jpg
でした。
なんだか、これだけを聞いているととてもスピリチャルな農法な感じがしますが、実際はビオディナミにはもっと要素があって、

もっともっとスピリチャルなのです。

話を聞いていても、本当かなとか、科学的でない要素が多すぎるのです、眉唾に感じてしまいますが、ビオディナミを実践している一部の作り手が、

ものすごい高品質のワインを造っていたりする。

のでこうなると、その謎に迫ってみたくなります。実際、ビオディナミの作り手といえば、有名どころで
たしか、ルロワや、フィリップ・パカレ、マルセル・ラピエール、マルセル・ダイスや、アンセロム・セロスあたりもビオディナミストだったと思います。あっ忘れてた!ニコラ・ジョリーを入れておかないと怒られるw。
こういった超一流が見事なワインをつくってくるのでビオディナミ恐るべしです・・・
これから、何日かにわけてビオディナミについて話をしていきますね!

さて、せっかく話をしているビオディナミの作り手のワインを一つご紹介!
ワインと言っても洋なしで造っているワインで、ポワレと呼びます。
リンゴを使って醸造すると、シードルといい、シードルの方が有名だと思うのですが、

僕は個人的にポワレのほうが好きなので

僕の個人的趣味で、シードルではなく、ポワレです。
このシードルやポワレは、フランスのブルターニュ地方で造られている醸造酒です。
シードルは日本でコンビニでも見たことがあるとおもいますが、日本で売っているリンゴ味のサイダー(サイダーの語源がシードルの英語読み)とは全く違って

本場のシードルは本当におしいいです!!

アルコール度数は5%近辺と低く、微発泡しております。アルコールの苦手な女性には特に好評ですが、お料理似合わせると男性でも楽しめる逸品です!
シードルの原料はリンゴなのですが、一部洋なしも使用していいことになっています。
それもあって、シードルを造っているところではポワレも造っていたりするのですが、
シードルに比べポワレの方が酸味が穏やかなことが多く、酸っぱいものが苦手な方は、ポワレのほうをお勧めします。
フランスのブルターニュ地方では、ガレットというそば粉のクレープにこのシードルやポワレを合わせて楽しみます。ガレットというと日本ではあまりなじみがありません。クレープと言っても甘くないですよ。
都内であれば、南青山のヨックモック本店で出してくれていました。いまでもあるでしょうか?ここのガレットは美味しかったですし、おそらく

日本で唯一ここヨックモック本店でのみ食べられるケーキも絶品!

話がそれました・・・・
他にも、有名ソムリエ、丸山さん率いる、オザミグループのヴァンピックルでも美味しいガレットがたのしめます。(銀座と丸の内に店舗有り。)
ガレットを食べてみたい方は是非!

シードルやポワレを楽しむのに、無理してガレットにあわせることもありません。日本でなじみのある似たようなお料理なら、

ピザやお好み焼き

なんかとも好相性です。
ピザならマルゲリータ、お好み焼きならおたふくソースを少し抑えめにした方があうかもしれません。
先日マルゲリータと一緒にポワレを飲みましたが、すばらしいマリアージュ!ついつい、

おお!!ブルターニュの風の向こうにモンサンミッシェルが見える!

と遠峰一青のようにお店でつぶやいてしまいました。<つぶやいたのは嘘ですが、それくらい美味しかったです。
だいたい、マルゲリータはイタリアだし・・・

あほな事は置いておいて、お勧めのシードルとポワレです。
ビオディナミを採用するエリック・ボルドレが造っている自然派シードルとポワレは、ミシュランの星付きレストランがこぞって採用しています。
エリック・ボルドレ自体も、アラン・パッサール率いるアルページュでソムリエをしていた経験もあり、自らが飲みたいシードル、ポワレを造っております。
酸化防止剤をほとんど使用していないボルドレのシードルやポワレは、グラスについで放っておくと

リンゴが茶色に褐変していくように、色が変わっていく

という自然派ぶり!見事な味わいです。
なにより

この価格で三つ星レストランで使われるシードルやポワレがご自宅で飲める!

のがお気楽でいいですよね!

リンゴがお好きな方。辛口といっても、結構甘いタッチがあります。


リンゴがお好きな方。こっちのほうがより甘いタッチがあります。


酸っぱいのが苦手な方。僕のおすすめ。

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